16日午前11時50分頃、前橋市三俣町2丁目の無職川浦種吉さん(81)方に刃物を持った男が侵入し、川浦さんと妻(80)が刺されたと、近所の人から110番通報があった。
2人は救急搬送されたが、川浦さんが重体で、妻は軽傷という。男は刃物を持って逃走したといい、群馬県警が殺人未遂容疑で行方を追っている。
前橋東署によると、若い男が川浦さん方に侵入し、2人に切りつけたとみられる。妻が近所の家に駆け込み、通報を依頼したという。男は20~30代とみられ、黒っぽいジャンパーを着ていたという。
11月にもここから約0・5キロ西側の同市日吉町1丁目で、93歳の女性が刃物のようなもので刺殺された事件が発生し、まだ容疑者は逮捕されていない。
前橋市で2014年、高齢者2人を殺害し、1人に重傷を負わせたとして、強盗殺人などの罪に問われた土屋和也被告(27)の裁判員裁判で、前橋地裁は20日午前、検察側の求刑通り死刑とする判決を言い渡した。
鈴木秀行裁判長は「高齢者を無差別的に狙い、悪質極まりない。犯行は執拗で残虐」と述べた。被告側は即日控訴した。
判決によると、土屋被告は14年11月、前橋市内の小島由枝さん(当時93)方に侵入し、小島さんの顔や首をバールで殴ったり、包丁で刺したりして殺害し、現金5千円などを奪った。
約1カ月後には、小島さん方から約700メートル離れた川浦種吉さん(同81)方でリンゴ2個を盗み、川浦さんを包丁で刺して殺害し、80代の妻に重傷を負わせた。
無慈悲な高齢者連続殺人事件のもう一つ。死刑判決。
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