茨城県内の不動産関連会社社長の男性が約2年前から行方不明になっており、男性の会社の役員登記を不正に変更したなどとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で今月6日、警視庁捜査1課が知人の男ら3人を逮捕しました。
この知人の男らが「以前住んでいた群馬県前橋市の住宅に男性を埋めた」と供述している事が18日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁捜査1課は18日午後、供述に基づき捜索を行い、性別不明の白骨化した遺体を発見した。
警視庁捜査1課は、遺体は行方不明の男性と見て鑑定を進めるとともに、男らが男性の殺害にも関与した可能性を視野に、全容解明を進める。
捜査関係者などによると、男性は青森県弘前市や秋田県、千葉県、茨城県などで不動産関連会社や土木関係会社など、約20社の会社を経営する小沢道明さん(64)で、2013年末頃から連絡が取れなくなり、連絡が取れない事を心配した東京都内に住む母親が、今年1月に警視庁に行方不明届を出した。
男性の行方不明後、会社名義の口座から多額の現金が引き出されている事が判明。警視庁捜査1課が事件に巻き込まれた可能性があると見て、男性の周辺を捜査した所、仕事を通じて知り合いだった60代の男ら3人が浮上した。
平成25年12月頃、当時住んでいた青森県弘前市内のアパートの家賃が未払いになり、昨年2月頃に会社関係者を名乗る複数の人物がアパートを訪問。大家らに「小沢さんは病気で入院した」と説明し、滞納分の家賃を支払ったと言う。
茨城県内にも小沢道明さんの住居がある事が判明し、警視庁捜査1課などが関係先を調べた所、何者かが小沢道明さんの銀行口座などから現金を引き出した形跡があったほか、会社の役員登記が不正に変更されていた事が分かり、引き出された現金の総額は約2億円にのぼると見られる。
先に逮捕された知人の男ら3人の供述に基づき、18日午後から群馬県前橋市富士見町の住宅街の一角にある住宅の跡地を重機などで掘り起こし、白骨化した遺体を発見した。
警視庁捜査1課は、男らが小沢道明さんと金銭トラブルになっていたと見て、更に詳しく追及する方針。
遺体が見つかった群馬県前橋市富士見町の住宅街の現場は、JR前橋駅から北東約9キロで、逮捕された男らの1人の住宅がかつてあり、現在は更地になっている。
まだこの時は死体は埋め立てられていた。
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