21日午後2時頃、大阪府吹田市千里山東の民家で、ミイラ化した遺体が居間に敷かれた布団に横たわっているのを、訪ねてきた同市職員と吹田署員が発見した。
遺体はこの家に住む女性とみられ、生きていれば45歳。目立った外傷はなく、死後数年以上が経過しているとみられる。
同署によると、女性は無職の母親(78)と無職の弟(43)の3人で暮らしていたとみられる。
母親は市職員に「娘は調子が悪くてずっと寝たきりで、顔が黒くなってきた」と意味不明な説明をしており、遺体にかけられた布団カバーやシーツには最近替えた形跡があった。
同署は遺体を解剖して詳しい死因を調べるとともに、死亡の経緯について母親と弟から事情を聴く。
民家は電気と水道がいずれも料金滞納で止められており、室内にはごみが散乱していた。
母親が近所の公園で水をくんでいるのを不審に思った住民が市に連絡。市職員が訪問したところ、母親が立ち入りを拒んだため、同署に通報したという。
訪問時には弟も脱水状態で衰弱しており、病院に搬送された。
母親であろう姿が確認できる。
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