20日未明、大阪府藤井寺市大井の米野豊一さん(69)方で発生した民家火災。
「誰か助けてください」と母親の悲痛な叫びが響く中、燃えさかる炎はあっという間に木造の住宅を包み込み、2階で寝ていた5歳と1歳の男児2人が犠牲となった。
近所でも仲が良いと評判だった三世代同居の一家。家族を知る人たちは涙に暮れた。
米野さん方の裏に住む喫茶店経営の男性(66)は、屋内にいた山根亜紀さん(34)の「誰か助けてください」という悲鳴に気づいた。
ブロック塀によじ登って助けに向かおうとしたが、激しい火の粉と白煙のため、近づくこともできなかった。近くでは先に脱出した米野さんが「飛び降りて逃げるんだ」と必死の表情で叫んでいた。
その後、山根さんと長女(7)は2階から飛び降りて脱出。長女は米野さんが受け止めたという。
山根さんの長男、徹平ちゃん(5)と次男、琉平ちゃん(1)は駆けつけた消防隊員が家から助け出したが、すでにぐったりとした状態だった。
山根さんはタンカーで救急車に担ぎ込まれる際、「子供が、子供が」と繰り返していたという。
2010年のストリートビューで奥様とお子さん(年齢的に長男だろうか)が映り込む。胸が痛む。
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